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early spring14 

early spring14


「…もぉ、アラタさん。さっきの肘鉄、マジで痛かったんだからねっ!?」

痣になってるかも…。

車を運転しながら、脇腹を摩る真行寺。

「…お前が変なこと言うからだろ?」

恥ずかしいじゃないか…。

真行寺を横目で睨む三洲。

「…だって、ホントにそうだったんだもん」

キスしたくなるような、桜色の口唇…。運転中なのに、三洲の手をキュッと握った。三洲の冷たい指先を温めていく、真行寺の情熱…。桜まつりを後にしてから、40分程車で走って…辿り着いた目的地。今夜一泊する老舗旅館。

早速、チェックイン

「いらっしゃいませ。こちらにお名前をお書き下さい」

差し出された宿帳に筆ペンで名前を書く…。だけど、筆ペンって、使い馴れないから…どうも苦手。

「東京都…あ、なんかヘン…」

三洲が覗き込み、クスクスと笑っている。真行寺はそんな三洲に文句を言いたいのだが、ここは抑えて…どうにか、最後まで書き終えた。

「では、3階のお部屋になります。どうぞ」

仲居に案内されて、エレベーターに乗る。そこで、真行寺は仲居に聞いてみた。

「あの…露天風呂はどこですか?」

「露天風呂は2階にございます。24時間沸いておりますので、どうぞご利用下さい」

その言葉にテンションが上がった真行寺は、

「はい!ご利用しますです!」

「…真行寺っ」

三洲が真行寺の服の袖を引っ張る。それは…"恥ずかしいぞ"の合図であるが、真行寺本人に伝わったかどうか…。そして、エレベーターが3階に着き、部屋まで案内された。

「こちらです」

仲居が鍵を開けてくれた。部屋の隅に荷物を置き、手短に宿の説明をしてから、

「お食事はこちらにお持ち致しますが、何時になさいますか?」

「…じゃ、19時にお願いします」

「はい、19時ですね?承りました…では、ごゆっくりどうぞ」

「ありがとうございます」

礼を言うと仲居は、軽く会釈をして部屋から出て行った。

「ね、ねっ、アラタさん。露天風呂行こうよ

「はぁ?何だ、もう入るのか?」

全く…コイツは露天風呂のことしか頭にないのか?と、つくづく呆れてしまう三洲。

「だってさぁ、旅の疲れを癒さなきゃ…。それに、今なら景色がキレイじゃん?行こ~よぉ

「…やだね。俺は内風呂でいいよ。お前一人で入ってくれば?」

それには理由があるのだ。実は…三洲。あのパンツを穿いてきた。真行寺は勿論、知らないのだが…出来れば、他人には見られたくはない。今、露天風呂に行けば人もたくさんいるだろうし。

「ええっ!?ヤダよっ、一人なんてっ!意味ないじゃんっ…何で嫌なの?露天風呂、気持ちいいのにっ」

「…何でって…何でもいいだろ」

「…良くないー…面白くないーっ…」

真行寺はふて腐れて、三洲の背中に抱きつきシュンと…おとなしくなった。

「…真行寺?」

ずっと黙って、背中に抱きついているから…らしくないと思い、声を掛けた。

「…ねぇ、教えて?何で?」

三洲の耳許で囁く…。

「…見られたくないんだよ」

「…え?…見られたくないって…裸を?」

それは真行寺だって、三洲の裸を他人の目には晒したくはない…。三洲は色白で、華奢で…色っぽくて。唯一、三洲の裸を見ていいのは…自分だけだと思っている。

「…いや、裸は別にどうでもいい」

「えっ、俺はヤダよっ!ヤだけど…露天風呂は一緒に入りたいって思ったから…アラタさん?」

三洲は、スクッと立ち上がり…ベルトをカチャカチャと外し、Gパンを半分程下げた。

「…これを見られたくないんだよ。誰かさんが、変なパンツ買ってくるからさ…ふふっ」

「ア、アラタさんっ!」

穿いてくれたんだねっっ

真行寺は嬉しくて、三洲の腰にガバッとしがみつき…柔らかい尻に頬擦りをする。

「やめろよっ!真行寺っ!」

くすぐったいから、よせって!

「だって、可愛いんだもんすごく似合うよキティーちゃん

ローライズなので、頬擦りしているうちにパンツがズレて、三洲の白い尻がチラリと覗く…。

「おいっ、真行寺っ…離せっ」

抵抗しても、真行寺の馬鹿力に敵わない…。犬のようにじゃれる真行寺の頭をピシャッと叩いた。

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