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Sweet Life 8 

Sweet Life 8


「…好きにしろよ」

ちょっと、不機嫌になっちゃったかな?

でも…。

一緒に寝れるだけで幸せだから…いいか。
とりあえず、着替えをしてこよう。

「…パジャマに着替えてから、部屋へ行くね…待ってて」

真行寺は自分の部屋へ行き、パジャマに着替え…寝室へ。
三洲は、既にベッドに入っている。不機嫌をアピールしているのか…、壁側を向き背中をこちらに向けている…。
足元の方にある、背の高いルームライトを消して、真行寺は、そっと掛け布団を捲り…三洲の隣に滑り込んだ。
背中を向けている三洲を、後ろから抱きしめようとして…気がついた。
そのまま、手を腰の辺りまで滑らせてみる…。
三洲の滑らかな素肌が、掌に心地好い…。

三洲は…。

一糸纏わず、ベッドに入っていたのだ。

「…アラタさん?」

もしかして…まだ有効?
…しちゃっても、いいのかな…?

真行寺に背を向けたままで三洲が口を開く…。

「…抱いてくれるんだろ?真行寺…」

酔いも、とっくに冷めてしまった…。恥ずかしくて、面と向かって言えない。
電気も消えて、真っ暗だけど…やっぱり、恥ずかしい。
…背中が、ほわっと温かくなる。
真行寺が耳許で囁いた…。

「…うん、抱いてあげる

真行寺はベッドから抜け出て、着ていたものを脱ぎ…再び、ベッドへ戻った。

「…アラタさん、お待たせ

「…真行寺…」

三洲は真行寺の方へと向き直り、口唇を重ねながら、両腕を真行寺の首に絡めていった…。


「…アラタさん…体、温まった?」

情事のあと、少し気怠そうに真行寺が聞く…。

「…だいぶ…温まったよ…」

真行寺の腕の中に、すっぽりと収まり…掠れた声で、三洲が答えた。

「…アラタさん…大好き…」

三洲を抱き寄せて、髪にキスを埋めた。

ラブラブで、幸せなひと時…。
三洲の腰の柔らかなカーブを、撫でていく手が止まる…。

「…何で、さっきからケツ触ってんだよ?」

「…ん?…だって、アラタさんのお尻さぁ…ぷにぷにしてて、キモチイイんだもん

ニヤニヤとイヤラシイ顔しやがって…。
どうしてくれよう、この男…。

「…くすぐったいから、やめろって…」

「…うぅん…もうちょっと

それから数分後、手が止まった。
ふと、真行寺を見ると…知らないうちにもう眠っていた。

「…寝穢いな…相変わらず」

真行寺の髪を撫でながら、

「…おやすみ」

口唇に、そっとキスをした…。

~・~・~・~・~・~・~・

12月も半ばを過ぎ、残すところ…あと僅か。
真行寺の勤める会社の忘年会も、つい先日執り行われた。
今週は、待ちに待ったクリスマスである…。
あの日から、ずっとクローゼットに隠してある腕時計を、渡せる日が近づいている。

心が躍る、二人だけのクリスマスイブ…。

ただ。

平日なんだよなぁ…。
会社を定時で終われるように、頑張らなくては…。

少々、仕事が上の空の真行寺。
突然、同じフロアの女子社員が声を掛けてきた。

「ねぇ、真行寺君…イブって、予定あるかな?」

この会社には、結構な美人が多い。

でも。

三洲には勝てない…。

「あ…すんません、俺…先約があるんで…」

…言ってみたかった言葉。

『会社の人の誘いは断れ』

そう言われた。

言われなくても、断るのは当たり前。

「え~…そうなの?残念…彼女いるんだ…」

「あ、はい…いるんです」

相手が男…なんて言えないけど…。
相手が男だろうが、何だろうが…好きなものは好きなのだ!

今週始まってから、やけに女子社員が声を掛けてくる…。

「これで何人目だ?」

真行寺は女子社員などに、興味はない。
真行寺の容姿は、女子社員の注目の的…。
長身で、ルックスも王子様のような美男子…。

なのに。

当の本人は、自分の容姿などに、全く興味がないのだ。
でも、会社の中では結構モテモテなのである…。

「…あ~あ、アラタさん、今頃何してるかなぁ…」

一緒にいない時と言えば、仕事の時だけ…。
だから、仕事中もとても気になってしまうのだ。
ボーッとしていて、上司に怒られることも…しばしば。
ここは、怒られる前に外回りに出掛ける。

「外回り、行ってきま~す」

真行寺は、そそくさと外回りに出掛けた。
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