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Sweet Life 9 

Sweet Life 9


その頃、三洲は会社で会議中。
三洲は、何でもこなす為、同僚達から色々と頼りにされている。
会社では勿論、不機嫌な顔はしない。そこは、学生の頃と変わりはない。
真行寺の前でだけは、色々な表情を見せている…。

ただ、最近…。

同僚から、よく言われることがある。

「三洲さんて、最近…顔色いいですね」

誰もかれも言うのだ。

色白、ということもあるのだが…、それを通り越して蒼白い顔色をしていた時もあり、

『どこか悪いのか?』

とか。

『何かあったのか?』

と、周りが心配していたほど。
そんな時と比べて、今は頬に赤みがさし、とても健康そうに見えるからだ。
充実した毎日を送り、生き生きとしている…。

きっと。

それに加え、真行寺の愛情のこもった手料理が効いているのかも…。

会社では、どちらかと言えば…男が声を掛けてくる。
あまりの美貌に、女子社員は、声を掛けづらいらしい…。
男に声を掛けられても、三洲はいつも上手く、それを躱していた。

三洲には大事な恋人がいるから…。

明日はその恋人の為に注文をしておいたプレゼントを受け取りに行く。
真行寺は、このことをまだ知らない…。

三洲から、とっておきのサプライズ…。

~・~・~・~・~・~・~・

そして12月24日。クリスマスイブ…。

この日は朝から、曇り空で何となく、雨が降りそうだった。

オマケにこの凍てつく寒さ…。

昼を過ぎても、陽も当たらず…一日中、天気が悪かった。
真行寺はどうにか、仕事を定時で終わらせ、早々に会社を後にして、ケンタッキーに予約しておいたチキンを先ず、受け取りに行った。

「チキン、温か~い…家に着くまでに冷めちゃうかな?」

外は風も冷たくて、超~寒い…。
チキンの入った箱の底に手を当てると、ほんわかと温かい。

冷めないうちに早く帰ろう…。

あ。

「やべっ、ケーキ買ってかなきゃっ」

チキンもそうだけど、やはり…クリスマスは、ケーキを外せない…。

近くのケーキ屋に寄り、クリスマスの飾りがついた、丸いケーキを二つ買って家に帰った。

~・~・~・~・~・~・~・

「ただいま~」

誰もいない空間に声を掛けた。
三洲はまだ帰宅していない。
真行寺は先ず、買ってきたケーキを冷蔵庫にいれてから、リビングへ行き暖房のスイッチを入れた。

自分の部屋へ行く前に、バスルームに寄り、バスタブにお湯を張る。
それから、スーツを脱いだ。
着替えを済ませた真行寺は、キッチンに入って夕食の支度を始めた。

「今日は寒いから…温まるスープでも作ろうかなぁ…」

冷蔵庫を開けてゴソゴソやっていると…。

三洲が帰ってきた。

「ただいま、真行寺」

「あっ、アラタさん、お帰り」

頬にチュッとキスをした。

「ほっぺた冷たい…寒かったっしょ?今、温かいもの作るね」

真行寺はニコッと笑って、また冷蔵庫を開けて、野菜を取り出した。

「真行寺、俺も手伝うから…着替えてくるよ」

「うん、ありがと……あっ、アラタさん、お風呂見てきてっ!」

…忘れてた。

「了解」

三洲はネクタイを緩めながら、バスルームへ行くと…もう少しでバスタブからお湯が溢れそうだった。
お湯を止め、湯加減を見る。

「…危ない、危ない…湯加減は…OKだな」

バスタブに蓋をして、バスルームを出た。
寝室で着替えを済ませた三洲はキッチンへ行った。

二人で支度を始めてから、1時間程で食卓に料理が並んだ。

とりあえず、ビールで乾杯。料理を堪能する…。

「アラタさんのパスタ、美味いっす」

三洲の手料理を滅多に食べれないので…というか、いつも真行寺がやってしまうから、三洲の出番がないだけ。
料理を褒められた三洲は悪い気はしない。

「…そうか?俺も、たまにはやらないとな…。真行寺の作ったのも美味いよ」

「ホント!?俺、すっげ嬉しいあっ、チキンも食べよっ?アラタさん」

こんな会話をしながら、時間がゆっくり過ぎていく…。

今日はクリスマスイブ…。
買ってきたケーキも食べて、真行寺が後片付けをしている間に、三洲は風呂を済ませて、リビングのソファに座っていた。
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