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INSPIRATION 4 

INSPIRATION 4


18時頃、二人は旅館に着いた。
フロントに立ち寄ると、夕食は19時からと告げられた。
部屋へ戻ると、早速、真行寺は露天風呂へ直行する。

「アラタさん、夕飯の前に入ろっ先に入ってるから」

そこら中に、服を脱ぎ散らかして、露天風呂に入りに行ってしまった。

「あー、もーっ、なんだよっ、服脱ぎ散らかして…」

三洲は、真行寺の服をササッと畳んで、浴衣とタオルを用意していると、外から真行寺の声。

「アラタさぁん、早くおいでよ~!すっげえ、キモチイイよ~」

…全く、声がデカいんだよっ。
両隣に聞こえるだろうが。

すると、また。

「アラタさぁん、早く~」

「うるさいなっ、静かにしろっ」

三洲は、服を脱ぎながら返事を返した。


カラカラカラ…。
サッシを開ける音に、真行寺が振り返る。
そこには、裸の三洲が腰にタオルを巻き、立っていた。

「…アラタさん

「湯加減は、どうだ?真行寺」

「…あ、ちょうどいいよ」

「そうか」

そう言って、備え付けの桶で2、3回掛け湯をして、真行寺の隣に入った。

「もぉ…アラタさん、遅いんだから…俺、フヤケちゃうじゃん」

体をピタッと密着させ、耳許で囁く。

「…なんだよ、お前の服畳んだり、浴衣とか用意してたんだよ」

「…なんだか、アラタさんって奥さんみたい

「だーれの!?」

「オ・レ・の

バシャッ!

顔に、お湯を掛けられた。
「…ぶっ、もぉ、意地悪っ」

恥ずかしいことばかり言いやがって。

「お前、少し黙ってろ」

怒られた。

しばしの沈黙…。

横目で、三洲を盗み見る…。
白い肌が、上気してほんのりピンク色…。
真行寺は、堪らず手を伸ばし、三洲の肩に腕を回し、引き寄せた。

「…なんだよ」

「だって…、アラタさん、綺麗なんだもん…」

空にはもう星が光っていて、まるでプラネタリウム…。
とても、ロマンチックだけど…。

あなたは、もっと…。

…綺麗。

「…やめろよ、こんな所で…のぼせるだろ」

「大丈夫そん時は、俺がお姫様抱っこして…痛っ」

三洲が真行寺の頭を、グーで小突いた。

「バーカ」

「…いってぇ、もぉ、いいじゃん、ちょっとくらい」

真行寺は、プッとむくれて、口を尖らせた。

「…そんなこと、後でいいだろ」

風呂に入っているせいか、三洲の顔が赤い…。そんな三洲を見て、真行寺はクスッと笑い…。

「アラタさん、やっぱり可愛い

頬にキスをして、

「俺、先に上がるね。アラタさん、もう少し入ってなよ」

三洲を一人残し、一足先に風呂を上がって行った。
一人残された三洲は、星空を眺めていた。辺りは、闇に閉ざされて、昼間のような景色は見えない…。

ただ、星が瞬くだけ。

「…そろそろ、上がるか」

風呂から上がり、部屋へ入り、浴衣に着替えたが…。

「…暑いな」

胸元を開けさせ、旅館のパンフレットを団扇代わりに扇いでいた。
三洲の浴衣姿など、今までに見たことなどなかった。
夏祭りとかの浴衣ではない、ただの旅館の浴衣…。

だけど、真行寺には、そんなことは関係ない。

ただ。

目の前で、そんなことされたら…堪ったものではないのだ。

…アラタさん、色っぽ過ぎ…。

ボーッと、三洲を見ていると、三洲がその視線に気がつき、

「ん?なんだよ」

ジロリと睨まれて、慌てて首をブルブルと横に振った。

「真行寺、そろそろ食事に行こう」

時計を見ると、あと少しで19時になるところだった。

「…あ、うん」

部屋を出て、三洲の一歩後ろを付いて行く。
ジーンズ姿や、会社のスーツ姿の時には、分からなかったが…、その腰の細さに改めて、驚く…。

浴衣姿では、妙に腰の細さが際立ち…腰に巻かれた帯を、解きたくなる。

…アラタさんて…お尻、ちっちゃいなぁ

いやらしいことばかり、頭に浮かぶ真行寺であった。
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