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INSPIRATION 11 

INSPIRATION 11


何だか、寝付けない…。

何度も、寝返りを打つ真行寺。
いつもなら、隣に三洲が…、腕の中に三洲がいるのに。

露天風呂で、のぼせてしまって…調子悪いところ、一緒に寝ようなんて…言えない。

ホントは、抱きたかったけど…。

だから…。

その思いを、打ち消すように…早々に「もう休もう」と、言ってしまった…。

おやすみのキスぐらい、するんだった…。

キュッと目を閉じて、ひたすら後悔する、真行寺であった。

電気を消してから、どれくらい時間が過ぎたんだろう…?

きっと、もう…寝ちゃったよね?アラタさん…。

呼んでみようかな…?

小さい声で…。

覚悟を決めて、呼ぼうと、息を吸い込んだ…その時。

「…真行寺…起きてるか?」

…先を越された。

…ってか、起きてた

「…うん…起きてるよ」

何だか、寝付けなくて…。

「…なあ…そっち行ってもいいか?」

えっ!?…

密かに、願っていたこと。

「…うん…ってか、俺が行くよ

そう言って、起き上がり、隣、三洲の布団に潜り込んだ。

「…アラタさん、頭上げて」

真行寺の腕枕…。

もう、離せない“アイテム”。

「…体、どう?まだ調子悪い?」

「…もう大丈夫だよ…」

三洲は、真行寺の胸に顔を埋めるように、しがみついた。

その仕草が、何とも可愛い…。

そんな三洲が、愛おしくて…抱きしめた。

「…真行寺、温かい…」

ひとり寝は…寒いから。

ただ、こうしているだけで心が満たされて…深い眠りに誘われる…。

「…アラタさん、おやすみ」

胸の鼓動と共に、真行寺の声が耳に響く…。

「…おやすみ、真行寺」

口唇に軽く触れるだけのキスをして、眠りの世界に落ちて行く…。


~・~・~・~・~・~・~


夜が明けて、今日は東京へ帰る日…。

朝食も済ませ、帰り支度をする。

チェックアウトが昼12時なので、まだゆっくり出来る…。
早速、真行寺は露天風呂に入った。
天気も良く、暖かい。

「気持ちいいなぁ…景色も最高じゃ~ん」

温泉を堪能していると、後ろから声がした。

「真行寺、俺も入っていいか?」

「うん、いい…よ」

振り向くと、すぐ後ろに裸の三洲が立っていた。

こんな、真っ昼間から、アラタさんのヌードを拝めるなんて…超ラッキーな、俺…。

そんなこと考えてるのが、バレたら大変だ…。

でも、見惚れてしまう…白い肌。

真行寺の隣に入った三洲の表情は、穏やか…。

「…朝風呂なんて、贅沢だよな…」

「うん。たまには贅沢しよ

時間の許す限り…。

「そうだな、たまにはいいよな」

いつになく、穏やかな三洲…。
得に、会話もなくて、ただボーッと…目の前の風景を眺めていた。

綺麗な三洲の横顔…。

長い睫毛、クールな瞳…。ピンク色の可愛い口唇。
こんな、真っ昼間から、奪ってしまいたくなる…。

真行寺の熱い視線に気がついた…。

「ん?何?」

「…あっ、いや…何でもないよ…」

慌てて、目を逸らした。
バシャッと湯で顔を撫でて

「…俺、先に上がるねっ。アラタさんは、ゆっくりして…」

真行寺は、逃げるように風呂から上がって行った。

「…変なヤツ…」

三洲は、ほんの少しの…ひとりの時間を堪能する。
ゆっくり太陽の陽射しに当たるのも、何だか久しぶり…。

太陽の陽射しを、体中に浴びた…。

「…そろそろ上がるか…」

三洲は露天風呂を上がり、部屋へ入った。

「…真行寺?」

部屋を見渡すと、真行寺の姿がなかった。

「どこか行ったかな…」

まぁ、そのうち帰ってくるだろう…。
時間も、10時を過ぎた。
着替えも済ませ、真行寺を待っていた。

程なくして、真行寺が帰ってきた。

「ゴメンね、買い物してきちゃった…。一昨日、飲んだお酒、美味しかったから…2本
それと、お水ね

「あぁ、ありがとう」

「ね?何時頃、出よっか?ギリギリまでいる?」

「そうだな…いつでもいいよ…真行寺」

そう言って、三洲は手を真行寺の腕に絡めた。
そして耳許で囁く…。

「…時間まで、イチャつくか?」

クスクス笑いながら、真行寺をからかう三洲。

「…もぉ、ホンキにしちゃうよ?」

三洲を、そっと畳に押し倒した…。
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