スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Llvia13 

Llvia13


走ったり、停まったり…を繰り返して、漸くPAに着いた。

「到~着ぅ~」

駐車スペースに、車を入れてエンジンを切る。

二人で外へ出て、大きく伸びをした。

「っあ~~~~っ…。つっかれたぁ…やっぱさぁ、外…ヌルイよね」

そう言って、ふと、三洲を見ると…ヘソ丸出しで、伸びをしていた。

辺りはもう、薄暗い。

だけど、真行寺としては…あまり人には見せたくないのだ。

「ちょっ…アラタさん、ヘソ丸出しじゃんっ」

細いウエストだって…。

慌てて、Tシャツを下へ引っ張った。

「なんだよ…別に、何てことないだろ?」

女じゃないんだし…。

三洲は、しれっとして言った。

「何てことあるよっ!どっかのスケベなヤツにでも、見られたりしたら…俺、ヤダもんっ!」

アラタさんは、特別なんだから…。

「お前だって、スケベじゃないか」

そんなに、ムキになるなよ。

子供っぽい真行寺に、つい笑ってしまう。

「むぅぅぅぅっ!おっ、俺は、いいのっ!」

…いいのかよ。

付き合いきれん。

「…トイレ行ってくる」

三洲は半ば呆れて、スタスタ歩いて行ってしまった。

「あっ、ちょっと、待ってよっ!俺も行くっ」

またも慌てて、三洲の後に続いた。


…用を足し。


「アラタさん、腹減らない?」

「減ってるよ。何か食ってくか?」

自宅帰ってからじゃ、何かと面倒だしな…。

「うん、そうしよ…店の中、混んでるみたいだから、単品で買って車ン中で食べよ?」

「…あぁ、いいよ」

二人は、食べたいものを、それぞれに買い、車へ戻った。

「アラタさん、後ろの座席で食べよ?背もたれを倒すと、テーブル代わりになるからさ」

「へぇ…、そうだったのか?」

助手席にしか乗らないから、知らなかったよ。

真行寺が、背もたれを前に倒した。

「…へぇ、便利だな」

三洲は、ちょっと感心した。

「…でしょう?こうゆう時、便利なんだ…。これで、よし、と。上に置いていいよ」

その上に、買ってきたものを置いて、一番後部座席に、二人並んで座った。

「たまには、こうゆうのもいいよね

ビールがあれば、もっとサイコー

買ってきた焼きそばを頬張りながら、真行寺が言った。

「飲みたければ、飲んでもいいぞ?俺が運転するから」

ずっと運転してきて貰ったしな…。

フワッ…と、笑みを浮かべて、真行寺を見つめた。

ちょっと、ドキリ…としつつ。

「うんありがと…でも、いい。ガマンする

「…なんだ、遠慮することないだろ」

キョトン…と、する三洲に真行寺は

「遠慮じゃないよ?一人で飲んでも、つまらないし…美味しくないし…。
それなら、家に着いてから、アラタさんと¨お疲れ様¨って…乾杯したいじゃん?」

だからガマンする…。

お酒は…二人で飲みたいから

「…そうか。それじゃ、家に着くまで、お預けだな」

クスッと、三洲が笑いながら、タコ焼きを一つパクリ。

「アラタさん、タコ焼き美味しそうだね…。一個ちょうだい

「しょうがないな…ほら」

三洲は、タコ焼きの入ったパックを、真行寺の前に突き出した。

「…うぅ~ん食べさせてあ~ん

「…なんだよ、自分で食え」

「いいじゃんっ、あ~ん

しつこいな…。

三洲は、鳥のヒナみたいに、デカい口を開けて待っている真行寺に、ちょっと意地悪をして…。

「…ほらっ」

真行寺の口の中に、タコ焼きを二個押し込んだ。

「!」

次の瞬間、ハフハフしながら、真行寺は必死に咀嚼し…やっとの思いで、飲み込んだ。

タコ焼きの中が、まだちょっと熱かったらしい。

そんな真行寺を見て、気の毒に思うでなく三洲は、またもや大笑いしていた。

「ちょっ、アラタさんっ、ヒドイじゃんっ」

涙目になりながら、真行寺は反論する。

「なんだよ、食べさせてやっただろ?文句を言うな」

クスクスと、笑いが止まらない。

「二個も押し込まなくてもいいじゃんっ。熱かったんだからねっ」

「…ゴメン…そんなに怒るなよ…」

真行寺の肩に、頭をチョコンと乗せて…甘えるように謝った。

「…可愛いから…許してあげる…」

三洲の華奢な体を抱き寄せて、そっとキスをした…。
スポンサーサイト

- 0 Comments

Leave a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。