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腹ごしらえをして。
少しだけ、ラブラブして…。
PAで、何だかんだ…1時間程の休憩を取り、再び高速道路へ合流した。

「さっきより、道が空いたよね?早く着けるかもよ」

「そうだな…早いところ帰って、ゆっくりしよう…」

その後も、真行寺が運転をしている。
三洲は、助手席のシートを少しだけ倒して、その横顔を見ていた…。

まだ少年の、あどけなさが残っている頬…。
だけど、いつの間に…こんな頼れる、逞しい男になったのか…。

中身は、まだガキみたいなところもある。

つい、クスッと笑いが漏れてしまった。

「…ん?何、笑ってんの?」

運転をしながら、三洲をチラリと見た。

「…何でもないよ…」

「もぉ…気になるじゃんっ」

一人でクスクス笑っちゃってさ…。

ズルイったら…もぅ。

「気にするなよ」

真行寺から、視線を外した。


~・~・~・~・~・~・~


PAを後にして、1時間程で自宅に着いた。

「ただいま~」

玄関の電気を点けた。

「…お疲れ、真行寺」

運転、ありがとう。

「アラタさんも、お疲れ様お風呂入るっしょ?」

今から、お湯張るね。

リビングに行く前に、バスルームへ寄ろうとすると、三洲が真行寺の腕を引き、

「俺がやるから、先に座ってろよ」

真行寺に優しく微笑んだ。

「…え、あ…うん…ありがと…」

じゃ…お言葉に甘えて…。

三洲に言われた通り、リビングのソファーに座った。
三洲は、バスルームに入り、お湯を出してからキッチンへ行き、冷蔵庫からビールとグラスを取り出した。

「真行寺、飲むだろ?」

キッチンから真行寺に聞いた。

「うん勿論

喉から手が出る程、飲みたいですぅ

トレーに、ビールとグラスとおつまみを載せて、三洲は真行寺の横に腰掛けた。

「お待たせ」

缶ビールのプルトップを開け、真行寺にグラスを持たせて、ビールを注いだ。

「ありがとアラタさん

今度は、俺が注ぐね

もう一本のビールを開けて、三洲のグラスに注ぐ。

注ぎ終わり、改めて。

「お疲れ、真行寺」

「お疲れ様アラタさん

グラスを合わせた。

真行寺が、一気にググッとグラスを呷った。

「…いい飲みっぷりだな」

三洲がクスッと、笑った。

「…っあ~~っ、うめぇ~っ!」

夏は、ビールが一番だね~

三洲も、グッと一口…。

「…っあ~、うまいな」

生き返るよ…。

「…あっ、そうだ!さっき、何笑ってたの?」

ずっと、気になってたんだよ!?

「…なんだ、まだ気にしてたのか…何だったかなぁ…」

何となく、惚けてみた。

真行寺のことだ…。言えばまた、調子に乗るだろう…。

だから。

…教えない。

「…忘れたね、そんなこと」

「嘘っ!アラタさんは記憶力、抜群だから覚えてるでしょっ!?」

「…あ、もう風呂いいかな」

三洲は、サッとソファーから立ち上がると、サッサとバスルームへ行ってしまった。

「ちょっ、アラタさんっ!?まだ、話の途中だってばっ!」

…もう。

勝手なんだから。

真行寺は、残りのビールをグイッと飲み干した。

三洲は、風呂の湯を止めてリビングに戻った。

「…お、もう一本飲むか?」

真行寺のグラスが空なのを確認して、三洲が聞いた。

「アラタさ~ん、そうじゃなくて…」

さっきの話~。

「飲むのか?飲まないのか?」

どっちだ?

声のトーンを、少しだけ下げて、もう一度聞いた。

真行寺は、その声に少しビビり…。

「…あ…飲む…」

三洲は、冷蔵庫からビールを一本取り出して、リビングのソファーへ座った。

プシュッ…。

「ほら」

「…あ、ありがとう…」

ビールを注いでくれた。

アラタさん…怒っちゃったかな…?

チラリと三洲の顔を盗み見る…。

「…なんだよ」

うぅっ…、コワイよぉ…。

「…あの、さっきの話…なんだけど…」

「…なんだよ、まだその話か」

いいじゃないか、もう。

三洲は、ビールを一口流し込んだ。

「…だって…気になるんだもん…」

アラタさんが思ったこと…何でも知りたいから…。

「…欲が深いな」

三洲が、クスッと笑った。

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