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Anniversary16 

Anniversary16


その頃、真行寺は…?
お湯を張ったバスタブに浸かり、あまりの気持ち良さに…コックリ…コックリと、居眠りをしてしまい…突然!ガクッ!といって、お湯の中に顔を突っ込んで…目が覚めた。

「ぶっ…ケホッ!ケホッ!…あ"~っ、やべっ…寝ちゃったよ…」

ベッドで寝なきゃ…。

真行寺は風呂から上がり、いつものようにバスタオルを腰に巻いて、ユニットバスを出た。

体を拭き…、

「…パンツ…パンツ…と、あった」

ホテルに備え付けの、クローゼットから、下着と浴衣を取り出し…身に着ける。
ベッドにゴロンと横たわり、テーブルに置いた携帯を見ると…、

『新着メール1件』

と、表示があった。それは、勿論…三洲から。受信してから…1時間程経っている。

「…アラタさん、きっと寝ちゃったよね?」

そしたら、起こすの可哀相だから…朝にしようかな…。

そう決めて、今夜はそのまま、寝ることにした。


三洲は…?

真行寺を待ちくたびれて、枕を抱きしめたまま…いつしか、眠りに落ちていた…。


~・~・~・~・~・~・~


翌朝。

7時に起床した真行寺は、先ず!三洲にメールを送った。

『アラタさん、おはよう
昨夜はゴメンね…。風呂の中で寝ちゃったから、時間が遅くなっちゃった…。
今夜、必ず電話するから。待っててね(^O^)
今日もお互いに、仕事頑張ろうね!(^O^)/』

三洲の携帯が、メールの受信を知らせた。
リビングのテーブルの上で、ブルブルと勝手に動き回る…。

「…こんな早くから誰だよ?」

携帯を手に取り、開くと…真行寺からのメールだった。

「…風呂の中で寝ちゃっただとぉ?アホか…どこででも寝やがって…」

でも。

想像したら、笑える…。
一人で、クスクスと笑う三洲。

コーヒーを飲みながら、メールの文を打つ…。

『おはよう。昨夜は、俺もお前の返事を待ってたが、いつの間にか、寝てたよ。
仕事、大変なのか?
風邪ひくなよ。今日も頑張ろう。

電話、待ってるよ』

「…送信、と」

さて…朝食を済ませて、会社へ行くか。

真行寺からメールがきて…ちょっとだけ安心。
携帯をズボンのポケットに滑らせ、簡単に作った朝食を口へ運ぶ…。


真行寺の携帯に、三洲からのメールが届いた。

「良かった…。アラタさん怒ってなかった。今夜、電話しなきゃ…おっと、橘さん待ってる」

真行寺は携帯の時計を見て、ホテルの部屋を後にした。


~・~・~・~・~・~・~


そして、その日の夜…。

食事も、風呂も済ませてリビングで寛ぎつつ…、真行寺からの電話を待っている三洲…。

「…遅いな」

リビングの壁に掛けてある時計を見ると、もうすぐ22時…。

「まさか、また風呂で寝てるんじゃないだろうな?」

アイツならやりかねない…。

そう思った時、テーブルの上に置いた携帯が、着信してブルブルと踊り出した。

勿論、真行寺専用の着信音。

電話を手に取り、通話ボタンを押した。

「もしもし」

『あ、アラタさん?オ・レ元気!?』

「元気だよ。今日は、風呂で寝なかったのか?ふふっ」

『あーっ、もぉっ、今日は寝る前に出ーまーしーたーっ!…昨日は、すっげ疲れたんだもん…。お風呂に浸かったらさ…気持ち良くって…寝ちゃったのっ』

「…そんなに忙しいのか?」

『うん、もうさぁ、朝からず~っとデータ入力だよ?肩凝っちゃうよ…。あっ、そうだ…アラタさん、ちゃんと食べてる?』

「食べてるよ…。今日は、魚焼いたよ」

三洲は、電話をしながら、リビングの電気を消し…寝室へ移動した。

『食べてるなら、いいけどさ…心配だったから』

「…大丈夫だって」

三洲はゴソゴソと、ベッドへ潜り込み…枕をギュッ…。真行寺が、三洲のこんな姿を見たらきっと、堪らないだろう…。

『…ね、寂しく、ない?』

急にそんなことを言われて…一瞬、言葉に詰まる。

「…前にも言っただろ?静かで、平和だって…」

『…もぉ、意地っ張りなんだからぁ…嘘つきっ』

真行寺は、そう言って、クスクスと笑った。

「…うるさいなっ」

笑われて、悔しくて…ついつい出てしまう言葉…。
反対に…バカが付く程、正直な真行寺は、

『俺はね…寂しいよ…。早く帰って…アラタさんを抱きたいよ…』

そんなことも、平気でサラッと言ってしまうのだ…。耳許で囁かれて、体中が熱くなるのを感じた…。
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