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Anniversary19 

Anniversary19


5日ぶりの¨我が家¨は、やはり安らげる場所…。真行寺は、自分の部屋へ行き…着替えを済ませ、ついでに荷物の整理もした。

「洗濯物があるんだよなぁ…明日、纏めてやればいっか」

アラタさんのと一緒にね

ブツブツ独り言を呟く。

「…ちょっと掃除しとこう。じきにアラタさんも帰ってくるし

ふふっ

出張から帰ってきたというのに、機敏な動きでリビングやキッチン、そして寝室を掃除した。

¨疲れ¨は、大阪に置いてきた?いや、三洲に会えると思えば、出張の疲れなんて…どこかへ飛んで行ってしまったのかも?

「…ん?」

ベッドのシーツと、枕カバーを取り替える際、気がついた。

「俺の枕カバー、ヤケにクシャクシャだなあ?」

…まあ、いっか。

三洲が…寂しさのあまり、真行寺の枕を、抱きしめて寝ていたと知るのは…もう少し後のことになる。

ベッドメイクを済ませて、シーツと枕カバーを洗濯機に放り込んだ。

…さて。

「冷蔵庫は…どうかな?」

冷蔵庫の扉を開けて、チェックをする…。

「買い物してきた方がいいかなぁ…」

今日の分は、残り物で何とかするとして…。

真行寺は、ふと…時計を見た。もうすぐ17時になる。

「アラタさん…18時には帰ってくるよねすれ違うのもヤダから…明日にしよっと」

即、断念。

「ちょっと早いけど、お風呂汲みながら、入っちゃおっかな」

キレイな体で、お出迎え…なんつって~…ふふっ

真行寺はルンルン気分で、バスルームに入って行った。


会社に定時のチャイムが響き渡る。

定時に上がりたい一心で、仕事をこなした三洲は、急いで帰り支度をして、

「お先に失礼します」

邪魔されないうちに、サッサとフロアを後にした。

会社の玄関を出ると、もう辺りは薄暗い…。

「…真行寺、帰ってきたかな?」

自宅マンションまでの15分間が、もどかしい…。

今、すぐに会いたい…!

三洲は、速足で歩き…でも、途中で走ったりして、家路を急いだ。

5分くらいは縮まっただろうか?

自宅マンションの前まできて、自分の部屋を見上げると…灯りが点いている。

急いできたけれど…ここからは、呼吸を整えながら、ゆっくりと歩いて行く。

エレベーターの箱に乗り、7階のボタンを押した…。

「…あ~、いい風呂だった」

風呂から上がった真行寺は、時計をチラリと見た。

「おっ、18時10分前~…そろそろ、アラタさんも帰ってくる

その時。

ガチャッ…と、玄関のドアを開ける音がした。

「ただいま」

Good timing!

「アラタさんっ

真行寺は素早く玄関へ行き、三洲を出迎えた。

「お帰りアラタさん

三洲が靴を脱いで、上がったところを、ギュ、ギュ~ッと抱きしめた…。

5日ぶりの抱擁…。

「…真行寺」

三洲も真行寺の背中に、腕を回した…。

「…ね?寂しかった?」

真行寺が、三洲の耳許でそっと囁くと、真行寺の胸に顔を埋めている三洲が、

「…ん…少しだけな」

ホントは…。

すごく寂しかったのに、恥ずかしいから、嘘をついた…。少し体を離して、真行寺の頬を両手で包み…三洲が改めて言った。

「お帰り…真行寺」

極上の笑顔を添えて…。

「…ただいまアラタさん

二人は5日ぶりのキスを交わした…。

「…ん…んっ…」

真行寺の首に腕を絡めて、口唇を貪り合う…。

玄関で少し長いキスを楽しみ、真行寺に抱きしめられながら、三洲が言った。

「…服、着ろよ。風邪ひいたら大変だろ…」

そう。

またもや真行寺は、腰にタオルを巻いただけの格好だった。
ちょうど三洲が帰宅したものだから、風呂上がりのまま…玄関へ直行したのだ。

「服を着るより、アラタさんを抱きしめるのが先
…ね?お風呂、いい湯加減だから入ったら?俺、その間に夕飯作るからさ…」

「…お前、疲れてるだろ?でも…お前の手料理、食べたいから…俺も手伝うよ」

風呂は後でいいから…。

何だか、ずっと傍にいたくて堪らない…。

「俺なら平気アラタさんこそ…疲れてるんじゃない?」

ちょっと…窶れた?

真行寺が、三洲の顔を覗き込む…。

「…俺も平気だよ」

真行寺が帰ってきたから…。

三洲は心の中で、そっと呟いた…。
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