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Anniversary32(完結) 

Anniversary32(完結)


「アラタさん早くこっちおいでよ…」

そんな所に突っ立ってないでさ…。

ベッドの縁に腰掛けた真行寺が、三洲を誘う…。
一歩づつ、真行寺に近づいていくと…待ちくたびれた真行寺が、三洲の腕をグイッと引いた。

「わっ!」

バランスを崩して、真行寺に抱き留められた。

「…アラタさん

三洲を抱きしめながら、髪や体に触れると…フワフワした感触…。

「アラタさん…フワフワで気持ちイイねぇ…俺にも、よく見せてよ?…電気、点けてもいい?」

そっと、耳許で囁かれた。

「…恥ずかしいから…ちょっとだけだぞ」

ホントはイヤだけど…言うことを、聞くと言ってしまったから…後には退けない。真行寺はベッドサイドにある、小さい電気を点けた…。

「…ぅわっ…やっぱり、可愛いっっ

思った通り、超似合う

興奮のあまり、声が上擦った…。

「…どっから声出してるんだ?…あんまり見るなよ…」

ホントに恥ずかしいんだからなっ。

三洲は真行寺と、目を合わせるのすら、恥ずかしかった。

「…っつーかさぁ、サイズピッタリじゃん

真行寺は堪らず、三洲を更にギュッと抱きしめる。

「…お前…変な趣味してんだな?だいたい…こんなもん、いつ買ってきたんだよ?」

三洲の問いに真行寺は、笑いながら応える。

「違うよ、会社の人に貰ったの。昨年の忘年会の余興でさぁ…これ着た人が、奥さんいる人でね?家に持って帰れないからって、俺にくれたの

彼女に着せてやれって

「…何だよ、それ?奥さんに着せればいいじゃないか。それに、他にだって社員がいたんだろ?何で、お前なんだよ?」

…貰ってくるお前も、お前だっ。

「…ふふっその人の奥さんね、横幅があるみたいだよ?このサイズじゃ無理なんだって。俺にくれたのはね、たまたま席が隣だったからだよ?」

「だからって、女じゃない俺に着せて…何が楽しいんだ?」

真行寺を睨みつける。

「…“アラタさんだから”だよアラタさんは、色白で…綺麗で、華奢だし…男でも特別だもん服はともかく…猫耳は、前から付けてほしいって…ずっと思ってたんだすっげ、可愛いよ

女より、アラタさんがいい

三洲の頬にチュッとキスをした。

「…前から付けてほしかっただとぉ?」

なんてヤツだっ!?

眉間に皺を寄せた。

「そんな顔、しないで…子猫ちゃんふふっ

「…引っ掻くぞ?」

ニャーッ。

三洲…結構、ソノ気かも…!?

「ふふっアラタさん…可愛過ぎっっねぇ?俺…もう、我慢出来ないよ…」

「…真行寺」

三洲の体に体重を掛けて、そっとベッドに押し倒した…。


~・~・~・~・~・~・~


いつもより、激しく愛し合った二人…。ベッドの波にその身を委ね、緩やかな時間を過ごす…。

「…真行寺…そろそろ、これ取ってもいいか?」

猫耳に手を添え、掠れた声で三洲が言うと…真行寺は、三洲を抱き寄せて

「…まだ…ってゆーか…ずっとしててよ…可愛いからあっ、いっそのこと…服は部屋着にしちゃうとか!?我ながら、良い考えっ…いででっ!」

「やなこった!」

お前はアホかっ!?

真行寺の頬を思い切り抓った。

「もぉっ、痛いじゃんっ!冗~談だってば…。アラタさん…凶暴過ぎっ」

「…調子に乗るからだろ?」

真行寺の腕の中で、クスクスと笑う三洲…。

「う~んだって…マジ可愛い

今はまだ、猫耳付けててよ…。

「…しょうがないヤツだな」

今夜は…しかたないか…。二人の記念日だからな。

真行寺の髪を弄りながら、

「…なあ、真行寺」

「…ん?」

「これからも、ヨロシクな…あと、鯛飯…まぁまぁって言ったけど…ホントは美味かったよ」

ちょっと、からかっただけだから…。

ふふっと、笑って真行寺の胸に顔を埋めた。

「…もぉ、相変わらず意地悪なんだから…でも、そんなアラタさんが大好きこちらこそ、ヨロシクね

三洲の尻をスッと撫でた…。

「…お前のこの手はホント、イヤラシイな…」

料理も上手だけど。

真行寺の手に指を絡めて、自分の頬に擦り寄せる…。

もう離さない。

「ふふっそれは、今始まったことじゃないよ?好きな人には…いつでも、こうして触れていたいじゃん?」

「…そうだな」

真行寺の背中へと、しっかりと腕を回した…。

お互いの“温もり”を感じたい…。これからやってくる冬に凍えないように…。

秋からも…そばにいて。


fin.
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